もっそり投資

仕事が大嫌い!な貧乏サラリーマン投資家が、主にお金にまつわる話を提供します。
MENU

妻の亡骸を目前にし、何を想うのか。

先日、祖母が亡くなりました。94歳でした。

通夜と葬儀のため会社を休んで田舎に帰った訳ですが、
初めて経験する感情を抱く2日間となりました。


家族仲があまり良くない私にとって、帰省は苦痛でしかありません。
実家に戻れば必ず親子喧嘩が勃発し、
いつものように弟が全てにおいて自分よりも優遇されます。

今回の葬儀も、帰省することに嫌気がさしていました。

祖母が亡くなったことに対して寂しいと感じる気持ちはあるものの、
出来れば家族に会いたくないという気持ちの方が先行してしまうのです。
そのため、まだ元気でいる90歳の祖父の前では絶対に言えませんが、
仕事を放って休むことに抵抗がありました。

ただ、ここは一つ大人になって葬儀に参加することにしました。


私は祖母とあまり接したことがありませんでした。

幼い頃は両親と海外に暮らし、日本人学校に通っていました。
10歳の頃に日本へ移住した際、少しだけ祖父母と一緒に暮らす機会がありましたが、
その後は別の家へ引っ越して以来ほとんど会うことがありませんでした。

今年の9月に妻を連れて実家へ赴いた際に祖父母と約10年ぶりに再会しましたが、
その時は2人とも元気でピンピンしていました。
祖母は重度のアルツハイマーを患っていましたが、
それでも家族の顔と名前だけはハッキリと記憶してくれていました。

そして先週、祖母は突然容体を崩し、すぐに息を引き取ったのです。


火葬場へ向かう直前、最後のお別れだと言って棺に花を添える儀式の時でした。

陽気で明るく、いつも笑顔でいる祖父が言葉を詰まらせながら
棺の中にいる祖母に何かを語りかけていました。

その光景を見た瞬間、様々な疑問が私の頭の中をよぎったのです。


この人は、何を語りかけているのだろうか。
今まで祖母とどんな人生を送ってきたのだろうか。
幸せだったのだろうか。祖母を幸せにしてやれたのだろうか。

もし自分が同じように妻を亡くしたら、何を想うだろうか。
どうやって別れを告げるのだろうか。いや、別れを告げられるだろうか。
その後一人で暮らしていけるだろうか。寂しくないだろうか。

この人は今、何を想うのだろうか。



そして納骨式の後、杖をつきながら祖父は精一杯の力を振り絞って
1人でお墓に向かってこう言ったのです。

「どこにも行くなよ、そのうち見つけっからよ」

祖父も年齢的に自分の死が近いことを十分に悟っていることでしょう。
そんな状況の中、このような言葉をかけてあげられる祖父が羨ましかったです。
きっと祖父母は最高の夫婦で、お互い真に愛し合っていたからこその言葉なのでしょう。

言葉では上手く言い表せられない様々な感情を抱く1日となりました。

全くの他人同士だった2人がこのような形で人生を終えることに感動した。
おそらくこれが今一番しっくりと来る表現かもしれません。


ばあちゃん、9月に会えて本当に良かった。
長い間お疲れ様でした、ゆっくりとお休みください。



人気ブログランキングへ
1日1回、ポチッと応援よろしくお願いします(・ω・)

関連記事

Leave a Comment






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://mossoritoshi.blog.fc2.com/tb.php/117-31272c41
該当の記事は見つかりませんでした。