車検証の住所変更手続きがすこぶる面倒だった話。一連の流れや要注意ポイントをざくっと纏めました
先日、車検証の住所変更をするために午後半休を取って管轄の運輸支局へ出向いたのですが、これを含め手続き全般が本当に面倒でした。
同じような目に遭っている方が比較的多いだろうと思ったので、私の経験談を元に車検証の住所変更手続きに関する全体的な流れや注意事項をここに纏めようと思い立った次第です。
なお、今回取り上げるのは、他県から賃貸マンションへ引っ越しをし、ナンバープレートの変更を伴う車検証の住所変更手続きを、どこにも委託することなく全部自力で実施したパターンです。
※お役所が好きな細かいルールはここに全て記載しませんので、一連の流れを把握した後に必ずご自身でお調べ頂くことをお勧め致します。
今振り返ると、私だってこんな面倒な手続きは出来ればやらずに避けたいのですが、毎年手元に届くはずの自動車税の納税要請が届かなくなってしまうからです。
今までは茨城に住んでいた際の住所から数年間に渡り郵便転送で乗り切っていましたが、さすがに郵便局も迷惑だろうし、何の根拠も無いですが都民になり気分的にキリが良かったので、今回を機に車検証の住所変更に踏み切りました。
茨城時代の自宅には、自動車税の納税要請しか届く書類が残っていなかったというのもあります。
そんなことはありません。業者に委託することが可能です。
一番身近な委託先だと、普段世話になっているディーラーでしょうか。他にもこういった四輪や二輪の各種登録作業を専門的に代行している事業者もいたりします。
どこに依頼するかによって価格はまちまちみたいですが、大体15,000円~30,000円が相場のようです。
なお、いつもお世話になっているスバルのディーラーに相談したところ、「15,000円~20,000円ぐらいかかっちゃいます」と言われたので、そのままお断りしました。
ただ、今思い返すと、上記費用を払ってでも外注した方が良い作業でした・・・。
文章でつらつら書くよりも、箇条書きっぽい感じで下記したいと思います。
1.車庫証明に必要な書類を入手する
アクション:不動産管理会社へメールor電話
依頼内容:「車庫証明を取得したいので、必要な書類を送ってください」
費用:3,300円(管理会社によって異なる)
所要時間:3~5営業日
入手するもの:保管場所の所在図・配置図、保管場所使用承諾書
2.車庫証明を申請する
アクション:1.の書類を握りしめ、管轄の警察署へ行く
依頼内容:「車庫証明をください」
作業:申請書類への記入
費用:2,100円(地域によって上下します)
所要時間:30~60分
入手するもの:車庫証明書の引換証
~1週間ぐらいで発行出来るようになります。発行日は引換証に記載されます。~
3.車庫証明を受け取りに行く
アクション:2.でもらった引換証を握りしめ、管轄の警察署へまた行く
依頼内容:「車庫証明を受け取りに来ました」
作業:引換証を渡して車庫証明を入手する
費用:500円
所要時間:15~30分
入手するもの:車庫証明
さあ、車庫証明が手に入りました!
しかし、有効期限はたったの1ヶ月です。この間に以下の手続きを進めないといけません。
なお、以下の4.や5.に関しては、車庫証明を受け取る際に警察署は何も案内してくれませんでした。「車庫証明を持って運輸支局に早めに行ってね」の一言のみ。最寄りの運輸支局がどこかさえも、こちらが聞かないと教えてくれませんでした。
「住民票と除票が必要だよ」と教えてくれた運輸支局の窓口にいたおばちゃんに、「警察署では何も案内してくれないんですね」と言ったところ、「そうなんですよね、同じように知りませんでしたと言って諦めて帰られる方が多いんです・・」だと。これマジで対策した方が良いですよ。
4.住民票の入手
アクション:住んでいる地域の役所へ行く(郵送でも可)
依頼内容:「住民票ください」
作業:申請書の記入と本人確認
費用:1枚300円
所要時間:30分
入手するもの:住民票
※注意点:有効期限は発行から3ヶ月以内です(コロナによる例外対応を除く)
5.住民票除票の入手
※私がやらかしたのはこれです。これを発行していなかったせいで、運輸支局へ行った当日に埼玉県と東京都をトンボ帰りするハメになりました。
※直前まで住んでいた住所に車検証の住所を移していなかった方は絶対に対応してください!
(例)実際の引っ越しは、茨城→埼玉→東京だが、車検証の住所は茨城→東京。
この場合、茨城から埼玉へ引っ越した形跡を証明する必要があり、それを叶えてくれるのがこの住民票除票です。
アクション:住んでいる地域の役所へ行く(おそらく郵送でも可)
依頼内容:「住民票除票をください」
作業:申請書の記入と本人確認
費用:1枚300円
所要時間:30分
入手するもの:住民票除票
※注意点:有効期限は発行から3ヶ月以内です(コロナによる例外対応を除く)
ここまで来たら、あとは運輸支局へ行くだけです。
気を付けないといけないのは、車庫証明の有効期限である1ヶ月以内に以下6.の作業をしないといけないこと。また、住民票と除票も有効期限が3ヶ月ですので、2枚(3枚)の用紙の有効期限に気を配って訪問日を設定してください。
6.車検証の住所を変更する
アクション:管轄の陸運支局へ行き、手続きをする
依頼内容:「車検証の住所変更をしたいのですが」
作業:現行の車検証、車庫証明、住民票(除票)を提出し、申請書へ記入 ※窓口を転々とします
費用:1,800円(印紙350円+ナンバープレート代1,450円)※希望ナンバーや絵柄ナンバーの申請なし
所要時間:2時間
入手するもの:新しい住所に更新された車検証、管轄地域のナンバープレート
とにかく面倒臭い。
この一言に尽きます。
平日中に警察署へ2回、市役所へ1回(私の場合は住民票除票を忘れていたので2回)、そして運輸支局へ行かないといけないため、合計で4回は(もう一度言いますが)"平日中に"足を運ばないといけません。
こんなん、土日休みのサラリーマン殺しですよ。毎回半休やら時間給を取らないといけませんし、何よりも各書類の有効期限を気にしながら休むタイミングを見計らう必要があるので、結構神経すり減らします。
そして合計でかかった費用は約8,000円。時間は移動も含めると8~9時間は費やしています。
8時間捧げて8,000円払ってるんですよ?
ディーラーが仮にコミコミ20,000円で全部やってくれるんだったら、喜んでお願いします。そして15,000円~30,000円という相場は、人件費だと思えばあながち的外れな金額でもないですね。
それだけ時間を要する作業だということが身に染みて分かったので、次回以降はお金で解決する手段を取りたいと思います。
この作業、どうにか簡素化出来ないもんですかね、お役所さん。
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