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銘柄分析【6918】アバールデータ

どのような業界の銘柄に絞って動きを見れば良いのかいまいち分からず、
路頭に迷っている状態です、こんにちは。

とりあえず分かりやすいところから。ということで、
テーマ銘柄をいくつか絞り、そこから気になる銘柄をいくつかピックアップし、
決算情報を元にファンダメンタルな視点から分析してみることにしました。

これまた場数を踏まないと上達しないと考えているので、
最初は見苦しい内容になるかもしれませんが、実施したことを
そのままここに書き綴りたいと思います。


【6918】アバールデータを選択した理由

IoT関連や燃料電池車など、今後加熱すると思われるトピックがいくつかありますが、
今回はまず自動運転技術に関連した銘柄に焦点を当てました。

焦点を当てたは良いものの、既に割高となっている銘柄が多くあります。
そこで、割安な銘柄を探していたところ、このアバールデータに辿り着きました。
また、2月に業績と配当の上方修正を発表していたのも選んだ理由の1つです。

スクリーンショット 2016-05-054


定常的観点からは、成長性有りか

アバールデータは、売上げが自社製品ビジネスと受託品ビジネスの2本柱構造となっており、
その比率は大体1:2ほど。受託品ビジネスの方が多くを占めます。
取り扱っているのは組み込み・画像処理モジュールや計測通信機器関連、
半導体製造装置関連などが主です。

スクリーンショット 2016-05-052
第57期第3四半期決算補足資料より

特に、最近では自動運転用の超高速データ処理エンジンが注目されており、
自動運転技術がこれから普及していくにあたって市場の成長余地はあると考えます。
参入障壁もそれほど低くなく、新規競合他社が次々に現れることも少ないでしょう。


財務諸表は健全、株価も割安

次に、財務諸表を元に定量的観点から着目してみようと思います。

まずは割安度。スクリーニングでは割安だったので検索結果に引っかかりましたが、
果たして本当に割安なのか、再確認してみることにしました。
ちなみに楽天証券だと、現時点のPERは約15倍と表示されています。

今回は企業価値を元に割安度を確認することにしました。
具体的には、GMOクリック証券が無料で提供している診断ツールを使用しています。
以下は、上記サイトからの抜粋です。

企業価値 = 事業価値 + 財産価値
株主価値 = 企業価値 - 有利子負債
株主価値 > 時価総額 市場からの評価が低い【割安】
株主価値 < 時価総額 市場からの評価が高い【割高】


これより、5/2の終値743円は、理論株価に対して約35%ほど割安だと分かりました。
理論的には、株価は1,150〜1,200円程度まで上昇する、というのです。
現在の1株利益をそのまま使用すると、PER20倍弱が妥当だということになります。

また、EV/EBIT倍率は3.4倍であり、PBRは0.57倍。
こちらからも、割安と捉えることが出来そうです。

しかし一方で、リーマン直後からの5年間推移を見てみると、売上高成長率は-2.6%。
経常利益成長率は-9.4%でした(いずれもCAGRで算出)。
また、PCFRは12.3%であり、これも加味すると35%割安というのは
一概に言えないのかもしれませんが、直近3年間は約6%の売上高成長率を誇ります。

次に、企業の効率性と健全性を見ていきます。

自己資本比率は75.9%と良く、ROEは3.7%で決して悪くはありませんでした。
有利子負債自己資本比率は0.94%であり、流動比率が483%であることから、
財務上至って健全であることが確認出来ます。
また、営業CFは毎年プラスを記録しており、販管費率も15%と業界平均並みでした。

一方で、ROICが2.81%とやや低めであり、売上高利益率は7%程度でした。
また、純利益率は4%程度でした。
一般的に見ればそこまで悪くはないのでしょうが、
競合他社と比較するとやや劣るな、というのが私の印象でした。


懸念事項:景気の影響を受けやすいか

リーマンショック時の収益体制はどうだったのかを見てみたいと思います。

スクリーンショット 2016-05-051
アバールデータHPより

上記グラフから、割とリーマンショックの影響を受けていることが分かります。
そこまで大きくは下がりませんでしたが、2009年度には赤字を記録しています。

また、主に半導体製造装置は間接的に海外へ輸出されることが多いため、
円高による売上へのマイナス影響は割と出やすいと見ています。

さらに、特に組み込みモジュールの差別化が難しくなっており、
価格競争が激化してきていることが挙げられます。
以下グラフからも、組み込みモジュールの売上が減ってきていることが分かります。

スクリーンショット 2016-05-053
アバールデータHPより


総括:もう少し様子を見たい

以上より、個人的には気なる銘柄ではありますが、株価が割安だと診断されている割には
成長率があまり高くなく、安定した成長が見込めるまでもう少し様子を見たいと思います。

また、テクニカル分析はまだ全然出来ないのですが、パッと見た感じ
チャートがあまり買いには適した状況ではないように思えます。

5/13には本決算を控えているので、まずはその結果と
来年度の業績予想を確認しようと思います。



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4 件のコメント

ろうひか 様からのコメント... ""
半導体関連は投資判断が難しいですよね。

僕は最近は短期目線での投資に切り替えてしまっているので投資対象内ですが、
長期的に考えると半導体関連はすでに市場が韓国を主として先進国外に移ってしまっている実情も加味すると、
長期的には投資しないかなぁ、というところです。
個人的にはムーアの法則が成り立たなくなったというところで、
今後半導体産業の研究開発動向が気になります。

http://www.gizmodo.jp/2016/03/MooreEnd.html
2016.05.07 20:23 | URL | #- [edit]
ゆ~てい 様からのコメント... ""
おお、物凄い気合の入った銘柄分析です!
自動車関連はどうでしょう、円高が進んでいますし、トランプ氏が関税を超高くするなど言っていますしで、いまのところ逆風な気がします。
株価が実力に比べて割安であれば、戻りを期待して買ってみるのもありかもですが、様子見が一番良さげかもですね!

記事に関係なくて恐縮ですが、貴ブログを相互リンク欄に加えさせていただきました。
(今までリンクありがとうございます。やっとおかえしができました。)
今後ともよろしくお願いします!
2016.05.07 21:20 | URL | #- [edit]
もっそ 様からのコメント... "Re: タイトルなし"
*ろうひかさん
恥ずかしながら、「ムーアの法則」を知りませんでした。
まだまだ勉強不足を実感する毎日です!
確かに仰る通り、半導体関連はもはや日本が世界をリードしているとは言い難いですよね。
投資する前に、多少なり長期的な視点でその業界全体の動向を推測しないといけないですね。
2016.05.07 22:32 | URL | #- [edit]
もっそ 様からのコメント... "Re: タイトルなし"
*ゆ〜ていさん
そうなんですよね、自動車関連は正直あまり大きな伸びは期待出来ないかもしれません。
今回は割安そうだな〜というだけでこの銘柄を拾ってきてしまいましたが、
本当はIoTや人工知能、ウェアラブルやゲーム関連に将来性を期待したいと思っています。
この銘柄はゆ〜ていさんもお分かりにように、ちょっと今は買えませんよね笑
ちなみに、UBICは私も買いたいなー!と強く考えている銘柄です!

リンクの件、ご親切にありがとうございます!恐縮です!
それでは相互リンクの方に貼り替えておきますね^^
こちらこそ、引き続きよろしくお願いします!
2016.05.07 22:38 | URL | #- [edit]

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